【第3回】「魔がさ」し続ける日々

(更新日:2012.11.13)
先日、少女-ロリヰタ-23区メンバー&ファンで長野は白樺湖にファン旅行に行って参りました。
我々にはファンクラブと言うものが存在しないのでやりたくてもなかなか実現しなかったファンのみんなとの旅行だったけど、グランドファイナルまで走り切ったことだし、いっちょやってやるかってことで企画しました。

参加してくれたみんな本当にありがとう。参加できなかったけどこの日に思いを馳せてくれたみんなもありがとう。
結果、ものすっげーーーーー思い出に残る素敵な二日間になりました。
そもそもライブやインストアでのツアーという形を除いての【旅行】というものが何年ぶりなのか思い出せないくらい久しぶりで、それだけこの二日間にかける思いは半端ないものであったように思います。

時にサプライズで行ったお部屋訪問はもう最高でした。
ファンの子にはお部屋訪問をすることは告知してなくて、そのかわりに一日目のディナーパーティーの時に「この後、皆さんのお部屋にスタッフがビデオカメラを持ってお邪魔するので、メンバーへのメッセージを収録させて下さい。」というアナウンスをしていました。
その時のみんなの「うわあ。。コメント撮りとかマジだりいいーーーーーー」みたいなみたいなどよめきが今でも忘れられず、「ゴメンな~」って気持ちと「しめしめひっかかりおって」という気持ちが入り混じった非常に複雑な心境でありました。
なかなか普段生活しててここまでガチなサプライズって出来ないもんね。 以前総史の誕生日にライブをやった時に彼が思いっきり煽ってるとこでいきなり演奏をストップして「はっぴーばーすでーー♪」とやった時以来の大計画でした。

それにしても部屋に入った時のみんなの反応が様々で非常に面白かったです。
我々の期待通りの「キャーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」的な反応をしてくれた子達は意外にも半分くらいで、「アレ??何??何??」みたいな反応の子、「やっぱりお部屋訪問だったのねー」的な反応の子、中には「今ゲームしてるから邪魔すんなよ」「まあ、みなさん座ってお茶でも飲んでいってよ」「ちょうど部屋に虫が出たところだったから退治してください」など、なかなかシュールなリアクションもありつつで、世の中色んな人がいるんだなあと思ったものです。

とりあえず俺はお部屋に入るなりみんなのベットないしは布団に転がり込むというアプローチを基本スタンスに取っていたのでですがいかがだったでしょうか。
中には本気で「やめてーーーーーーーーーーー」的な反応をする俺以外のメンバーのファンの子も多数いたものですが、残念ながらわたくしそういう類のものは慣れっ子かつ大好物なので、嫌がれば嫌がるほど飛び跳ね、転げ回り、枕に顔をうずめた次第であります。

その他にも抽選会でアタリを引き当てた子との夜中の湖畔ドライブ(運転は旅行会社のスタッフさん)も非常によかった。
一名限りの超ウルトラ大当たりの「メンバーのガチで泊まってる部屋に訪問」権を引き当てたのがユ≠キさんのファンの子だったのは非常に口惜しいものがありました。
ここだけの話、どういう訳か俺の泊まってる部屋が二人部屋だったので、「うわあこれ絶対大当たり俺に来るわー。もうその子のお部屋には返すなってことだわー。」と勝手に運命感じていただけに余計にそう感じてしまって本当にどうもすいませんでした。

二日目の最後にみんなを握手で送り出す時にはいつも以上に時間を取ってもらえて、ひとりひとりの思いをしっかり受け止めることが出来たと思う。 この旅行には久しぶりに俺達に会いに来てくれる子も多く、「いつでも観れると思っていたけど、活動休止になってしまったから今日は直接言葉を届けたくてやって来た」と涙を流しながら話してくれる子もいました。

とても胸が締め付けられた。

みんなどうか、今目の前にある愛している人やものを心から大切にしてください。
その目の前にあるものが当たり前に存在しなくなるかもしれないということを忘れないでください。

俺はこれからのキャリアの中でも常に少女-ロリヰタ-23区の存在を背負って行こうと改めて思いました。
こんな素晴らしいバンドを絶対に過去のものにするものかと改めて決意しました。
本当にこの二日間があってよかったです。


WING WORKSの制作、今この原稿を書いている時期はなかなか大きな壁が立ちはだかってる。
音楽って本当に自分自身を映し出す鏡みたいなもので、己の無力さを己そのものから突きつけられる日々です。

そして進化というものはその先にしか存在しないことを俺は知っています。 必ず、超えてみせます。


舞台の話の続きは、また来週。