【第9回】Cafeの窓際から

(更新日:2012.09.18)
こんにちは。
Satoです。

最近、我が兄:タカシと久しぶりに会いました。

彼はクラシックのフィールドで活動する音楽家なのですが、所属するアンサンブルのチームでジャパンツアーを来年予定しているらしく。
その下準備ということで一人帰国し、日本各地のホールを回ったり、スポンサー企業と会ったりしているとのこと。

いちトロンボーン奏者として世界で勝負しながら、そういった企画制作からマネジメントも自ら行うその姿勢とバイタリティ。
「たまに自分が何屋かわからなくなる」
兄のそんな言葉に、フィールドが違う自分にもピンと来る何かを感じつつも…

我が兄ながらアッパレ!
と、弟は思うわけです。

そんな彼。
実家での呼ばれ方は…


「アホシ」


というわけで、肉親をネタにするという…個人的に未知な領域に突入しました第九回。
僕は前回から左肩の謎のコキコキが治りませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は自宅デスクにて、ロイヤルミルクティをお供に。
Hoppipolla/Sigur RosをBGMに綴って参ります。


ここの所、Lc5というバンドが「どうあるべきか」よりも「どうありたいか」ってコトを改めてじっくり考えたり。
12月のMELLO限定公演に向け、曲を聴きながらイメージを膨らませてみたり。

普段、NO MUSICな日も意外とあったりするんだけども…
今は自然と音に触れ合う、インプットなモード。

そんな今回は【思い出のある曲】の話。


「 ドリーム・シフト 」
ロボットアニメ、絶対無敵ライジンオーのオープニングテーマ曲。
教室が司令室になり、学校校舎の変形したメカに生徒が搭乗して帝国と戦うという設定。
で、設定やストーリー自体よりも、とにかくこの曲が好きでアニメを観ていたのです。
少年サトの気持ちをガッツリ高揚させた曲展開、切なさと前向きさが同居する綺麗なメロディ…
今聴いてもツボ。
カラオケに行くと、隙あらばこの曲を歌う…!(キラッ)


「 替え唄メドレー2 」
シンガーソングライター嘉門達夫さんの代表曲。
ジェネレーションギャップで全くわからない人もいると思うけど(笑)
冒頭に登場した我が兄、タカシが嘉門達夫さんにハマっていた時期があった。
それも、非売品の特典音源やボツネタ集まで所持していたレベルで。
当時の実家にそれぞれの自室がなかったため、僕はそれらを横で半強制的に聴くこととなる。毎日。
そんな日々が続くとどうなるか…
そう、僕は歌詞を暗記してしまった。
今も歌詞を見ずにフルコーラス歌えてしまう。
この曲だけでなく、「替え唄メドレー」「替え唄メドレー3」「ハンバーガーショップ」「あったら怖いシリーズ」あたりもいけてしまう。
録画してあったテレビ番組「愉快にオンステージ」での、嘉門さん・堺正章さん・南こうせつさんの会話も丸暗記。
コレを"刷り込み"という…!


「 Rusty Nail 」
言わずと知れた日本のロックバンド、X JAPANの10枚目のシングル曲。
1994年の大晦日、家族とミカンを食べながら観ていた紅白歌合戦にて、この曲とたまたま出会う。
まだロックの「ロ」の字も知らなかった少年サトは、その奇抜なビジュアルや音楽スタイルを「カッコいい」と捉えることはできなかった。
でも、その曲調やメロディにピンと来るものがあったんだと思う。
数日後、新さっぽろ駅にある某CDショップにて人生2枚目となるシングルCD「Rusty Nail」購入。
ちなみに初めて買ったシングルCDは「ドッジ弾平」。
初めてのアルバムは「ドラゴンボールZ 超武道伝」。


「 ROSIER 」
日本のロックバンド、LUNA SEAの3枚目のシングル曲。
塾をサボって友人の家に遊びにいった時、ベースでこの曲を弾くテルキを間近で見て、直感的に自分もコレがやりたい!と感じる。
「ロック」が「自分の人生に関係あるモノ」になった瞬間。
この日の夜、クローゼットからオトンのアコギを引っ張り出してきてイントロフレーズをなぞる。
数日後、宝物の電動ガンを手放してベースの購入を決意。
キッカケの曲。


「 JESUS 」
LUNA SEAの3枚目のアルバム「EDEN」収録曲。
ベースを手にしてから、初めて「人と合わせた曲」。
ギターを持っているクラスメイトの家で、打ち込んだ2ビートのドラムパターンを流し、イントロだけを2人で延々と繰り返す…
今まで感じたことのない気持ち良さ。
「何だコレ?!」と2人ニヤニヤして顔を見合わせた記憶は今でも鮮明。
多分、イントロだけを10分以上演奏してた気がする(微笑)。


「 More than Love 」
日本のロックバンド、GLAYのメジャー2枚目のアルバム「BEAT out!」収録曲。
バンドってカッコいい!っていう確信、こうなりたい!っていう憧れが自分の中で生まれた曲。
確実に原点の一つ。
映像でも何回も観たなぁ…。


「 My way 」
イギリスのパンクロックバンド、Sex Pistolsのベーシスト:シドヴィシャスがカバーしたフランク・シナトラの曲。
歌詞は書き替えられ、歌もメチャクチャ。
それが問答無用にカッコいい。
今思うのは、コレをカッコいいと感じられる自分で良かったなってこと。


「 Still I'm With You 」
日本のロックバンド、L'Arc~en~Cielの三作目のアルバム「heavenly」収録曲。
コピーバンドを組んで、初めてステージで演奏した曲。
そのコピーバンドの名前は…
忘れた。。


「メロンコリー」
MELLO(メロ)の1stシングル「モーテル札幌」収録曲。
メロというバンドのイメージを考えながら、当時よく聴いてたEGO-WRAPPIN'やジムノペディなどのジャジーなバンドにインスパイアされながら作った曲。
デモ段階ではもっとマニアックだったけど、夢時にBメロやサビをアレンジしてもらって、程よくキャッチーな楽曲として着地。
ちなみに、人生3曲目のオリジナル曲。
(※1~2曲は「めそのテーマ」「めそのテーマ2」。)


「 Ara Batur 」
アイスランド出身のポストロックバンド、Sigur Ros(シガーロス)の曲。
MELLOでの活動を終えて、Lc5が始動する前…くらいの時期だったかな。
未知な環境への緊張と不安に包まれていた頃。
そんな中、地元札幌の親友夫妻の家にたまたま泊まりにいって、朝方まで語り明かしたんだけど。
彼は確信を持って「サトは大丈夫、何も心配していないよ」と断言し、 僕は、僕の未来を僕以上に信じる人が存在することを実感するという…人生初の感覚に出会う。
ココロをガツンと殴られたような衝撃。
翌朝起きてから空港に向かう時間まで、その不思議な感覚のまま親友宅のゲストルームで一人聴いていたのが「Ara Batur」。
…という、自分で綴っておきながら照れる話(微笑)。
ちなみにその友人は現在ガンの治療中。
必ず完全回復するでしょう。


というわけで、これは…むむむ…キリもまとまりも無い!的な第九回。 いかがでしたでしょうか。

他にも、
・BEAUCOUP FISH/UNDERWORLD
・Growing up/Hi-STANDARD
・Promise/Raphael
・SUNRISE/FUNKIST
・cream/paris match
・ALL ALONE/中島卓偉
・ALONE/D-SHADE
・VICTIM OF "D"/覇叉羅
・ゼリー/cali≠gari
・MorningGlory/BULL ZEICHEN88
などなど。

思い出のある曲ってなると、何と言うか…独特の偏りが出るもんだね。
何か…照れるラインナップになる(微笑)。

ともあれ!
自分のルーツを振り返る良い機会になったよ。
皆の思い入れのある曲、そのストーリーも聞いてみたいな。

ではでは、また近いうちに。
Satoでした。愛と感謝を込めて。