YUCHI【第12回】
(更新日:2014.02.18)
こんにちは!YUCHIです!
今回で12回目の更新!
今回を入れて残すところあと2回の更新ですね。
こうやって年数を追って書いてゆくと、色んな出来事があったなと思います。
ただ、自分で書いておいてとても無責任なのですが、どうしても当時の事を思い出すと気持ちが入ってしまい、ひょっとするとこのコラムを読んでくれている人に不快な思いをさせてしまっている時もあったのではないかと、そう思いました。
(投稿した後にこんなことを書くは筋違いとは思いますが)
全てを正直に言うことが、時には正義でない場合も当然あります。
そして人によってはもちろん、当時の思い出をとても楽しい思い出としてしまっている人もたくさんいると思います。
この場をお借りして、僕の文章によって傷ついたり、嫌な気持ちになってしまった方々へ、お詫びしたいと思います。
残りの更新2回は、正直なことを書きつつも、先述したことに配慮しながら綴ってゆければと思います。
差し出がましくはありますが、読んで頂けると幸いです!
では、前回からの続きを書かせて頂きます。
2011年ー
前年から、僕は完全にバンドのメンバーとしての自信を失った状態でした。
何をどうやって現状を打破すればいいのかもわからず、とにかく自分がバンド内で劣っているようにしか感じられずにいました。
いま振り返ってみても、実際にそうだったと思います。
バンドの未来や方向性を、具体的なビジョンで考えることの出来ていた怜と圭の2人に比べ、この時の僕は2人に着いてゆくだけで精一杯のメンバーだったと思います。
…この時、と書きましたが、ひょっとしたら最初から、ずっとそうだったのかも知れません。
そして僕はこの時、全く自分の未来が想像できない状態にいました。
何をすべきか、どうあるべきか、情けない話ですが、もう何もわからなくなってしまっていました。
その時、頭にあったのはただひたすら「とにかくやれるところまでやろう」「それでも駄目なら仕方ない」それだけでした。
しかし、状況はいい方向には向かいませんでした。
バンドはイベント出演やプリプロ作業等を続けてたものの、僕の中で「もう、ここまでかな…」という思いは日増しに強くなっていきました。
そして、ある時、僕の中での積み上げてきた何かが、ガタガタと音を立てて崩れていく瞬間がありました。
僕には音楽人としてだけでなく、もはや人間として生きてゆく自信も体力もなくなってしまいました。
この時、ついに僕には、音楽を続けてゆくことが実質不可能な状態になってしまいました。
応援してくれる人達や、関係者の方々への申し訳ない気持ちももちろんありました。
むしろそういった方々の応援のお陰で僕はこれまで音楽を続けてこれたと思っています。
しかし全ての状況が見えなくなるぐらい、僕は疲弊しきってしまいました。
僕がそういった状態に陥ってしまった後のkannivalismのスケジュールは怜と圭が何とか動いてくれました。
その時の負担といったらきっと想像できないものだと思います。
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その後、僕はひとりになってずっと考えました。
じっくりと考えました。
そして正直なところ、音楽をもう辞めようと思っていました。
すごく身勝手で自分本意な考えだと思います。
それでも僕には音楽をやる人間として生きていく力がその時には余っていませんでした。
ただそんな中、音楽を辞めるなと、続けて欲しいと、僕の背中を押してくれる方々がいてくれました。
こんなボロボロな僕のことを、それでもなお期待してくれる方がいてくれました。
そして何より応援してくれる人達からもらったパワーは相当なものでした。
僕はしばらくの間、何も出来ずに立ち止まっていました。
そんな時でさえ、お手紙や贈り物を事務所に送ってくれたり、毎日ツイッターに書き込みをしてくれる人もいました。
今でもその時の感謝を忘れることはありません。
様々な人達の後押し、そして手助けによって、僕はもう一度だけ音楽の世界で頑張ってゆこうと決心しました。
随分と時間がかかってしまいましたし、もう自分なんて必要ないんじゃないかと思っていた時だってありました。
それでもこうやってカムバック出来る機会と場所を用意してくれた方々、待っていてくれた方々のお陰だと、心から思っています。
次回で最後の更新ですね!
きっとこれまで、余計なこともきっといっぱい綴ってきてしまったと思います。
それでも読んでくれた皆さま、本当にありがとうございます。
では来週!
YUCHIでした!