天野攸紀【第8回】
(更新日:2014.07.08)
どうもこんにちは。天野です。
やって参りました天野攸紀「綴っていいとも!」第8週。
そろそろこの「私」キャラにも疲れてきましたね。
世間を欺くのはとても難しい。
さて、この辺りになってきますと読者さんも8週目だか9週目だか、あやふやになってくると思うんです。
ですから、嘘ついて9週目って言ってもバレんかもなーとか思いましたが、心を入れ替えて正直に生きる事にしましたね。
今はただそんな小さな嘘をつこうとした自分を恥じるばかりです。
神様、いい歳こいてしょうもない嘘つこうとしてどうもすみませんでした。
言うてますけどもね、私がベーシストとして活動するバンド、HOLLOWGRAM。
その新音源
「Qualia/ALBUS」
「Qualia/RUFUS」
が7月30日より一般店頭販売開始となりますので、どうぞ宜しくお願い致しましょう。
名曲揃いとなっております。
今月21日には池袋EDGEにてTHE BEETHOVENさんとの2マンがあることですし、新音源からの曲も披露する予定ですので是非にと。
8月2日には新宿ロフトで、更にその深夜帯には同所で私がボーカルを勤めるバンド、DIMMDIVISION.が出演するイベントも開催されます。
皆さん前日は育ち盛りのわんぱく小僧の如く睡眠をとってご参加される事をオススメ致します。
それから、私のソロStrangerSaid.のライブも決まっています。
今月10日に荻窪ルースターノースサイド
来月15日には渋谷ウェステッドタイム(ワンマン)
こちらも是非にと。
とってもダークかつファッショナブルな空間ですから。
是非一度お試しください。
しかし終わりませんね梅雨。
心理学的に雨天は人の心を憂鬱にさせるようです。
その反動もあるのですかね。
夏を待ちわびている方が多い様に思います。
私暑いの嫌いなんで全然待ってませんけど。
キャンプや水泳然り、夏の催しは大得意なんですけどね。
今では海で泳ぐのが怖い気もします。
今年なんて生まれて初めて日焼け止めを購入予定ですしね。
家で映画見てる方が好きですし、これが草食系と呼ばれる種族なんでしょうかね。
私昨日焼き肉食べましたけど。
いつ降り出すかもわからない雨に怯え、今日も傘を片手に。
毎日傘を持ち歩くというのは本当にめんどうです。
手に物を持つのが非常に煩わしいと感じる私は専らリュック主体ですね。
最近はセレクトの物か、いただいた物をよく使用しています。
時々ショッパーですかね。
よく服をいただくので、オシャレで頑丈なショッパーはバッグとして使用させていただいています。
ところが。
ね。
私にもジャン・ポール・ゴルチェのバッグを持っていた時代もあったんですよ。
あれ今どこいったんかな。
私がガラスの十代の頃。
ローラースケートでギャンギャン言わしてた頃。
まあローラースケート履いた事ないんですが、ヴィジュアル系界隈で兎に角流行っていたわけです。
ローラースケートじゃないですよ、ゴルチェ。
そいつを肩から下げて肩で風切って会場入りしてたわけです。
ロンゲで。
もとい、長髪で。
その頃の私はkeinというバンドで活動しており、ステージでは女の子の様なカッコしてましたね。
元々骨が細いのでわりと身体を露出していた様に思います。
早乙女太一くんに負けずとも劣らない流し目でしたよ、たぶん。
椎名林檎さんに可愛いと言っていただけたのが自慢と言えば自慢でしょうか。
両親は気が気じゃなかったでしょうけど。
自分の息子がステージでプリーツスカートを履いているのですから。
私なら全力でビンタかましてスカート引き裂いてプリーツのところをプリーツじゃなくしてますね、きっと。
余談ですが、keinのドラマーはツアー中に
酔って階段から落下(足首をグネる)
北海道高速道路入り口にて免許不携帯で捕まる(全国規模のビッグバンドだと嘘をついて警察官の同情を誘い釈放)
幅約5mの川を飛び越えようと試み落下(高校時代の走り幅跳びの記録が4m近かったから飛べると思ったと言っていた)
マイカーの車のタイヤを片側2本だけ盗難にあう
といった不運に苛まれています。
その後はDEADMAN、GULLETというバンドに在籍するのですが、その活動中に私の中でアンチ精神が生まれるわけです。
V系ぽいと言われる事がとても嫌で、髪を切り、染髪し、パーマをかけました。
ファッション的にも一番チャラチャラしていた時期でしたか。
初めてタトゥーを入れたのもこの頃です。
思えばその全てに意味があったのか、わからない事もありますね。
答えは求めていませんが、ただ反発精神からの小さな産物だった様に思います。
余談ですが、GULLET後期のサポートドラマーはこの頃から太っちょの片鱗を見せていきました。
その後lynch.のサポートを経てthe studsを始めるわけですが、この頃の私はしょっちゅう髪型を変え、ツアー中の衣装も毎日の様に変えていました。
そんな事が許される環境は有り難かったですし、私自身ライブに対する姿勢に変化があった頃です。
the studsのボーカリストはナチュラルボーンスターみたいな感じでしたね。
兎に角このバンドはツアー中のネタが多過ぎて書ききれませんし、そのほとんどは書けませんね。
余談ですが、the studsのドラマーは
酔って全裸で仁王立ちしていたところ、ローディーにパンツを履かせてもらうも脚が縺れひっくり返り、決して美しいとは言えない肛門を公に晒す
その後、パンツを履いていたはずが、何故か裸にTシャツ一枚で泣いていた
ダイエットするという約束を果たさない事をメンバーから咎められ「俺だって頑張っとるけど痩せんのだわ!」と焼きそばを食べながらの逆上
というエピソードを残しています。
という感じで、しれっとお題でいただいた「今までのバンドの出来事」をお答え致しました。
面白い事が生まれるのは、やはりツアー中が多い様な気がしますね。
僕ら自身、羽を伸ばしている証拠かもしれません。
皆さんもお好きなバンドさん、いらっしゃる事だと思います。
ライブが見られるなら地方まで足を伸ばすわ!という方もいらっしゃることでしょう。
くれぐれも移動中は事故に気をつけてくださいね。
それは僕らにも言えることですしね。
事実、ツアー中に事故を起こした経験がありますから。
僕らにとって皆さんは本当に頼もしく、愛すべき存在。
笑顔でもって帰宅して欲しいのです。
先程のエピソード然り、ツアーは素敵な思い出の宝庫なのです。
会場での出逢いもそう。
顔すら知らなかった者同士が一つをきっかけに言葉を交わし語り明かせる、なんてとても素敵な事。
身に触れる物全てを切り裂いても何も意味は無いのです。
それはただ逆刃となるだけ。
自身を生き辛くさせるだけ。
「ラブ&ピース」
ライブとは僕らと皆さんにとって、これを描く場所なのだと思います。