天野攸紀【第9回】
(更新日:2014.07.15)
どうもこんにちは。天野です。
やって参りました、天野攸紀「綴っていいとも!」第9週。
〆切まで3時間切ってます。
しかし間に合わせてみせますよ。
じっちゃんの名にかけて。
言うてますけども信じられます?
たった2、3週で音を上げていたこの私が9週目を綴り始めてるんですよ?
この「私」というコラム上でのキャラは読者様に受け入れられているのでしょうか。
まあウダウダ言いながらも何とかなるもんですね。
あっぱれ。
9という数字を見ると必ず思い出すことがあります。
それは学生時代のほろ苦い記憶。
古文のテストで9点取ったことがありますね。
え?
それだけですけど?
さて、本日は7月15日。
大切な日。
また当たり前の様に夏がやってきました。
今日という日に「綴っていいとも!」なんて言われたら、話題はそうなってしまいがちですが、私はやめておきます。
偲ぶとは故人に向けての言葉だとばかり思っていましたので、正直私はその言葉があまり好きではありませんでした。
でもどうやら少し違うようですね。
遠い記憶を想うことでもあるようです。
だから私は一人静かに偲んでいたいと思います。
言葉に変えて綴るも良し。
言葉を交わして馳せるも良し。
今日という日が、皆さんと愛する人々にとって素敵な一日でありますように。
話は変わりまして、今週もいただいたお題にお答えしようかと思います。
先日お会いしたどなたかに言われた気がしますね。
お題を募集するコラムなんて前代未聞だと。
そんな新しい事にもチャレンジしていきますよ。
ザ・ポジティブ。
今週はミュージシャンらしく綴ってみようかなと思います。
いつしかの聖闘士星矢同様、読む人を選んでしまう内容になってしまいますがご寛容くださいね。
私は普段ベーシスト、またはG&Voとして音楽活動をしています。
「ボーカリスト」なんてまだ胸張って言えないのでVoと記述しますね。
ベース持ったりギター持ったり、ステージに立つ際は必ず音楽機材に囲まれているわけです。
というわけで、その音楽機材の中からなんか気に入ってる物、なんか手放せない物を写真付きでご紹介しようと思います。
・SANSAMP BASS DRIVER DI 旧型
もう何年も前ですね。
名古屋の石橋楽器オープン記念セール品でしたか。
最近になってようやく愛しく、大切に思う様になってきましたね。
これはベースの音を劇的に変える事も出来れば、補正する事も可能なのですが、キャラが強いため、好き嫌いが分かれる代物です。
同様の機能を携えた物は粗方使用して参りましたが、結局コイツに戻ってきてしまいます。
更にサンズアンプって同じ物でも一つ一つ音が違うんです。
中ではコイツは当たりだと思っています。
過去に4台のサンズアンプを所有して参りましたが、今はコイツとcommuneさんにモディファイ(改造)していただいたwirepullerというモデルの2台だけが残りましたね。
その2台を気分で使い分けているわけです。
私のベーシストとしての歴史のほとんどはコイツと共にあります。
・strymon Blue Sky Reverb
リバーブってご存知ですか?
音の箱鳴りですね。
私はリバーブが大好きです。
今となっては中学時代想いを寄せていたあの子より好きかもしれません。
コイツは中でも非常にクオリティーが高い。
美しく幻想的なサウンドです。
今やアコギはもちろん、アップライトベース、エレキギターにも不可欠となっています。
唯一、個体が水色というのが惜しい。
私水色あまり好きではないので。
エフェクターはルックスも大事ですよ。
なぜなら演奏のテンションを上げるためです。
・BOSS BD-2 BLUES DRIVER MOD
音を歪ませたり、大きくしたりするための物です。
コイツは改造してありますね。
電圧を上げる事で、音にハリと艶を持たせてあります。
ギターを弾く際は必ず足元に置いてます。
私はBOSSのエフェクターが好きです。
なぜなら歌いながら踏む事を考えると良く出来た仕様だからです。
未改造のBD-2と2台並べたいので購入しようか悩んでいるところです。
どなたか使っていないという方いらっしゃいましたら私が回収しますのでご一報を。
とまあサラッと簡単に紹介させていただきました。
私はこういった機材周りの相談を、真空ホロウのベーシスト、村田智史に聞いてもらう事が多いです。
智史の家でエフェクターボードを組んでもらう事が度々あるのですが、彼がケーブルを作ったり、エフェクターを組み込んだりしてくれている間、私が何をやっているのかご存知ですか?
そうです、珈琲豆を挽かされています。
9割のくだらない話を挟みながら。
先日、智史がエレベーターのボタンを「ハリー・ポッター!」と叫びながら押すので不覚にも結構笑いが尾を引きました。
不意打ちでしたし、文字にするだけでは全然面白くないのですが、言い方が面白かったんですね、きっと。
優しく気さくないい男です。
そう言われてみればthe studsのボーカリスト大佑さんも言い方にこだわっていた様に思います。
ツアーなどの移動中、隣で寝ている私を無理矢理起こそうと、響きが面白い単語を耳元で囁いてくるのですが、それでも頑なに寝ていると、今度は言い方を面白く変えてくるので、そのあまりのくだらなさに笑ってしまうという事が頻繁にありました。
とまあ、なんやかんや少しだけ思い出も綴ってみました。
言葉が言い方で面白くなるのなら、楽器も弾き方次第でもっと生かせるのかもしれませんね。