【第9回】Guitarと恐怖心

(更新日:2013.10.22)
ジェットコースターに乗れない。
広末慧は、重度の高所恐怖症だからだ。
残念ながら、観覧車もちょっと厳しい。
でも好きな女の子とは乗れます。
フリーフォールなんてもっての他である。
でも某ネズミ王国(※1)のものは全部大丈夫。

これはもう治せないと思っていて、
先日初めて行ったギターレコーディングの、
スタジオが高層ビルの高層階にあったのだが、
風も強く、ベランダに出たときは本当に怖かった。
非常に格好悪い話だ。

恐怖症(※2)の類いは、
子供の頃の無知から感じる恐怖や、
偶然に経験した恐怖体験がきっかけとなって出現する事が多いが、
俺は別に高いところから落ちた経験等はない。

スカイツリー(※3)の展望台や夜景は好きで、
「綺麗だな」なんて思いながら見ているのだが、
足元がガラス張りになっている、あの床!!
あの床はまだギリギリいいとして、
シースルーの観覧車!!
あれは俺に対して喧嘩を売ってるとしか思えない発想。
不殺(ころさず)の誓いを破る勢いだよ。
怖すぎる。

ただあれに関しては、大半の人が怖がるはず。
きっとそれまで意識していなかった、
『高さ』が目に見えることによって、
発生する危険(落ちる、という事故)を、
脳が想像してしまうからだ。
こういった危険を防ぐための防御反応として、
脳に組み込まれている大切な機能が、
人一倍あるのが、広末慧なのではないだろうか?

なーんて言い訳すると、
デートで空気が読めない人になってしまう。


ちなみにホラー映画、
お化け屋敷は大好き。
特に映画に関しては、基本的にホラーしか見ない。
あの恐怖を一人で見終えた後、
ゆっくりベッドで寝れる安心感。
ホラーの醍醐味の一つだ。
特に『ホステル(※4)』は観た後、放心状態になった。
『SAW(※5)』も好きだけど、
ホラーというよりはサスペンスの部類で、
謎解きの要素が強かったな。

俺がまだ小さかったとき、
真っ暗な部屋に一人で
VHSビデオテープで『リング(※6)』を見ていて、
ちょうど最後のシーンになったところで
偶然俺の母親が後ろからいきなりドアを開けた時は、
さすがの俺も叫んだけどね。


うわぁあぁあぁ…



(※1)最後に行ったのがいつだか思い出せない。
パークから出ても耳を付けたまま
電車に乗ってしまうと非常に恥ずかしい。

(※2)症状精神疾患の一種。
特定のある一つのものに対して、
他人には不可解な理由から、心理学的、
および生理学的に異常な反応を起こすこと。

(※3)東京スカイツリー、世界一の電波塔。634m。
特定日にはスペシャルライトアップが行われる。

(※4)今まで俺が何百本と観た中で『最恐』の映画。
最初の30分我慢して観ていると、
それが怒濤の展開へと繋がっていく。
海外旅行に行きたくなくなること間違い無し。

(※5)サイコスリラー映画。シリーズ1作目が最高。
低予算で制作された事を感じさせない、
意表をつくストーリー展開が魅力。

(※6)日本のホラー映画。呪いの元凶、『貞子』のお話。
個人的に日本中の『貞子』さんが、可哀想だと思った。
鈴木光司の同名小説
『リング』『らせん』『ループ』は更に面白い。