【第6回】

(更新日:2014.01.15)
東京を代表する街、渋谷・新宿・池袋。
乗降客数は世界トップクラス。
中でも新宿駅は世界一乗降客数が多い駅として、
ギネス世界記録に認定されている。

『人混みが嫌い』という意見をよく耳にするが、
俺は真逆で、渋谷・新宿・池袋がとにかく大好きだ。

渋谷はファッションビルやカフェが多い中、
道玄坂を昇りきると、超高級住宅街に変身する。
新宿は歌舞伎町や思い出横丁など、
都心ビルにレトロでダークな雰囲気が混じっている。
池袋はサンシャイン水族館や東京芸術劇場など、
アートを推しだした一面を持っている。

個性が強いこの3都市に、
いつでも気軽に行くことが出来る
今の自分の生活環境は、
本当に恵まれていると感じる。


この3都市の中で、
最も行く機会が多く、俺が推したいのは『渋谷』だ。

俺と渋谷の出会いは、SHIBUYA-AX(※1)だった。
当時夢中になっていたバンドを観に、
初めて渋谷駅で降りた時の衝撃は忘れないし、
開演前にセンター街をただ歩いているだけで、
楽しかった。


渋谷はライヴハウスが多い。
O-EAST・O-WEST系列、ルイード、クアトロ、
チェルシーホテル、エッグマン、DUO、asia…などなど。
これらのライヴハウスで演奏することは、
高校生の俺にとって確実に一つの『夢』だった。
それほど『渋谷』はエネルギーに満ち、
エンターテイメントが充実していて、
若者を魅了する特別な力が存在している。



例えば109(※2)は、1年のうちに60店舗が入れ替わる。
このようにショップの入れ替わりが早いのは、
『渋谷』の消費者が数々の商品を取捨選択し、
日本のファッション・流行の最先端を決めているからであり、
その行動力は、おそらく他の街にはないだろう。


『渋谷』の街を舞台にサスペンスドラマが展開される、
『428 ~封鎖された渋谷で~(※3)』は、
俺が最も好きなゲームだ。
シナリオの出来映えもさることながら、
このゲームは実写の写真の使用によって
『渋谷』の街の魅力を最大限に引き出し、
より作品の完成度を高めている。


約2週間後の10月16日に発売される、
亜沙くん(※4)の1st Album、
『吉原ラメント~唄い手盤~』。
注目したいのは、
亜沙くん本人が歌っている、
新曲の『道玄坂ネオンアパート』だ。
今まで彼が書いた歌詞の中でも特に気に入っていて、
道玄坂を舞台に描かれる、男女のドラマが詰まった1曲だ。
是非聴いてほしい。


印象に残る人物、建物、空間、楽曲、ファッション、アート。
様々な出会い・ドラマ・芸術を産み出し、
クリエイティブなオーラを感じることが出来る街、『渋谷』。


音楽の道を志す俺を簡単に受け入れてくれた
この街の懐の深さに感謝しながら、
広末慧はセンター街(※5)を歩いています。



(※1)渋谷最大級のスタンディング・ライブイベントスペース。
来年5月31日をもって営業終了する事が発表された。

(※2)109(イチマルキュー)、ファッションビルの名称。
「東急」の読みを数字の「10-9」にあてた語呂合わせと、
「営業時間が午前10時から午後9時まで」というダブルミーニング。
正直、男性は入りづらい。

(※3)2008年に発売された、
セガ・チュンソフト開発によるサウンドノベルゲーム。
Wii、PlayStation3、
iOS版(iPhone / iPod touch / iPad)版が販売されている。
『週刊ファミ通』のクロスレビューで、
史上9本目となる40点満点を記録した。

(※4)通称『ラメ先』。口癖は『ワンチャンス』。
もしかしたら一回チャンスがあるかも、という意味。
もちろんアルバムの全曲、俺がギター弾いてます。

(※5)2011年に『バスケットボールストリート』に名称が変更された。
未だにそう呼んでいる人を見かけた事がない。
『神座』のラーメンが美味しい。