【第6回】「アルバム完成」
(更新日:2012.12.11)
ついに、ついに、ついにWING WORKS初リリースにして初フルアルバム『STAR GAZER MEMORY』が完成したああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!ウワああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出来たアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!グルウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
というくらい、興奮しています。
本当に怒涛のような製作期間でした。大事な連載を二回も飛ばしました。本当にすみませんでした。。
担当さんが、毎週連絡をくれるんです。遅れても、飛ばしても、優しく声をかけてくれるんです。
本当に反省しなくてはなりません。心を入れ替えてがんばろうと思います。。
だから、この連載を読んでくれているあなたはそんな釈迦の如くの慈愛に溢れる新星堂さんでアルバムを買うべきなんです。
このアルバムには今生み出せる自分のすべてが詰まっていると思う。
詳細が発表になったら、この連載でもアルバムの楽曲についてたくさん解説しようと思います。
メロディと歌詞に徹底的にこだわった、ハードあり、エレクトロあり、スクリーモあり、切なメロあり、前衛サウンドありの幕の内弁当みたいなアルバムになりました。
『STAR GAZER MEMORY』というタイトルは、自分では「星を観測する者の記憶」という意味合いを込めて付けました。
何故自分はいつも銀河だったり、宇宙だったりといったモチーフを大きなテーマに掲げるのか、作りながら自分自身で見つめなおし、掘り下げる作業がすごく多かったように思います。
完成してみて思うことは、それらの題材が根本的な二面性を持っているということ。
まず、銀河だったり宇宙だったりと言われて多くの人はキラキラした星空だったり、広大な空間をイメージすると思う。俺もそうです。
でも、どうも聞くところによると我々が地上で観測している星の光が地球に到達するまでは、その星が輝きを放った瞬間から数えると何千年、何万年、何億年も過去の話だということらしい。
初めてこの事実を知った時、自分はものすごいショックを受けました。
我々が日ごろ「綺麗だなあ」なんて思いながら何の気なしに眺めている星の光の発信源は、下手したらもうとっくの昔に滅びてしまっている可能性だってある。
僕たちは感動してありがたがっているのに、それを与えてくれた存在はひょっとしたらもうどこにも無い。
それって実はものすごく儚く、哀しいことなんじゃないか、ということに気付いてから永遠とはなんだろうとか、絶対とはなんだろうとか深く考えるきっかけになったように思うし、そのことで音楽に対する姿勢も少しずつ変化していったように思う。
逆に考えると、滅びてしまっているかもしれないし、人間の寿命がたかだか100年未満である以上それを確かめるすべも無いと知ってから、自分はそんな輝きを、それまでよりもより「美しい」と感じるようになったし、その時に得た感覚は音楽を作る上でも大切にしていたいって願うようになった。
世の中にはいっぱい音楽があって、我々の人生に対してポジティブなメッセージが毎日ひっきりなしに発信され続けているけど、その向こう側にあるものっていったい何なんだろうと。
やっぱり、物を作ってる以上はほんのわずかでいいから真実だったり、真理に近い場所に寄り添っていたい。
そんなものは人によって、生まれた場所によって、生きる時代によって様々に変化し、進化し、淘汰され、忘れられた頃にリバイバルされ、そしてまた生まれたり滅んだりするものだってことは分かっている。
だけど、そんな中でこの瞬間に確実に生きてる自分は何を信じて、何を正しいとする立場にいるのか、それだけははっきりさせていたいと思う。 綺麗なだけじゃないし、決して絶望だけでもない。それってきっとすっげーすっげー「美しい」ってことなんじゃないかなあ。
そんなことを感じさせてくれるから自分は銀河を描いていたいんだなあって、作りながら何度も再確認することが出来たアルバムが『STAR GAZER MEMORY』です。
買えば、いいと思うよ!!
そして重ね重ねですが、新星堂さん担当のTさん、本当にたくさんご迷惑をおかけしました。。
引き続きがんばりますので何卒引き続きよろしくお願い申し上げますです。
こうなったら発売日(2013年1月16日)は新星堂さんのどこかのお店で手売りしようかしら!!
RYO:SUKE