【第1回】WING WORKSはじめまして。
(更新日:2012.10.23)
Lc5 Satoくんからバトンを頂いた少女-ロリヰタ-23区リョヲ丞こと、WING WORKS RYO:SUKEです。9月16日の赤坂BLITZワンマンに来てくれたみんな、遠くから応援してくれたみんな、本当にありがとう。
この日をもって俺たちは無期限の活動休止に入ったのですが、MCでも言ったように俺たちは【家族】です。
メンバー同士も、23個=ファンのみんなも、これからもずっと一緒にいると思っています。
未来永劫、少女-ロリヰタ-23区は存在する。少女-ロリヰタ-23区は不滅です。
そのことがあの日のライブで一人でも多くの人に伝わっていたら嬉しいと心から願っています。
そして俺は活動休止ライブの翌日からソロ・ワークス「WING WORKS」を始動しました。
少女-ロリヰタ-23区というパズルの1ピースであった自分の音楽性を全身全霊で表現する場が自分には必要だと思いました。
それはきっと誰かが用意してくれるものではなく、この手で生み出す他はない。
そして、俺が少女-ロリヰタ-23区の中で表現してきた【銀河を羽ばたく翼】というモチーフはこの先も自分にとって大きな道しるべであると信じて これから生み出す音楽とそこから広がる表現のすべてにひとつの意味を持たせるために「WING WORKS」と名付けました。
今回の連載の一回目は少女-ロリヰタ-23区の活動休止とこれから始まるWING WORKSの活動のちょうど狭間の期間に自分が経験した【舞台演劇】の世界について紹介したいと思います。
俺は10月11日~14日の4日間、荻窪かいホールで上演されていた「魔がさす」という舞台演劇に役者として出演していました。
ミュージシャンの俺が何故、演劇それも役者なのか。疑問に思うファンの子もすっげーたくさんいたと思う。
俺はひょんなきっかけからたまたま観劇した舞台をやっている「劇団イノコリ」っていう劇団のファンで、公演のたびに毎回観にいってました。
前々回の作品なんて少女-ロリヰタ-23区が挑戦した23連続ライブの最中にリハーサルと本番の合間を縫って観に行くくらい、劇団イノコリの舞台を観ることは自分にとって絶対に逃がせない大切な時間でした。
そして念願叶ってこの劇団の主宰である脚本演出の江嵜大兄くんと出会うことになり、演劇の世界と俺が生きる音楽の世界にはたくさんの共通点があることを知りました。
俺もバンドをやるからには大きな会場でたくさんのファンの前でライブをしたいとか、自分の描いた世界や思想を作品にして世の中に残したいとか、この世界に対して新しい刺激的な何かをブチかましたいとか、夢や目標が数え切れないほどある。
そして演劇の世界もバンドと一緒で、小さな劇場からスタートしてチケットを完売させてもっと大きな劇場でお客さんに見てもらおうとか、誰も描いたことのない物語を舞台の上に作り出そうとか、
バンドと何一つ変わらない熱い思いで成り立ってる業界であることを知ったし、それって表現の方法が違うだけでどっちも【ロック】じゃん、と感じるようになりました。
そしてある日、彼から「俺の舞台に役者で出てみないか?」とまさかの誘いを頂くことになったのです。
今書いている脚本にきっとリョヲ丞なら演じられそうな登場人物がいて、ロリヰタのライブを観ているうちに役者として自分の作品に招きたいと思ったと。
マジ嬉しい反面、最初はものすげー戸惑いました。
話を頂いた去年の段階で、俺はあくまでも少女-ロリヰタ-23区ベーシスト。役者として舞台で演じるなんて中学の文化祭以来もちろんやったことなんてない。
ましてやずっと大好きな劇団の大切な【作品】の足を引っ張ることに万が一でもなったら、それは自分の好きになったものへの冒涜じゃないかと。
幸運なことに考える時間はすごくたくさんあった。
そして、その間に俺たちは少女-ロリヰタ-23区の活動休止を決断しました。
自分にとって少女-ロリヰタ-23区が止まるというのはどういうことなのか。 それでもなお音楽の道を歩むとはどういうことなのか考えているうちに、自ずと答えは【WING WORKS】へと辿り着くのにさほど時間はかからなかったように思う。
そして、新しい自分の音楽の形を作品として世に出す前に自分にとってまったく新しい世界を経験するのは大きな意味があるし、結果的にめぐり合わせと言ってもおかしくいないんじゃないかと思うくらいベストなタイミングであることに気付いて、
「大好きな劇団の作品に役者として参加する」ことを決意しました。
あー、全然文字数が足りねー。
ってことで次回にもこの【舞台演劇】について綴ろうと思います。
ミュージシャンの俺が役者さんに混じっての稽古の日々から、本番の劇場の舞台に立つまでの過程。
役作りと芝居への苦悩と葛藤、そして感動の千秋楽!!!
ってな訳で次回もよろしくお願いします。
Satoくん、本当にありがとう。今度飲みに行こうね。アナタのベース回しは神業です。
読者のみんなは12月26日発売のWING WORKSのCD、新星堂さんで買おうね。 超絶ハイパーでエネルギッシュで世界観のあるロックがギッシリ詰まってるからね。
RYO:SUKE