【第10回】GuitarとHALLOWEEN

(更新日:2013.10.29)
皆はいつからハロウィン(※1)を意識し始めましたか?
俺はインターナショナルスクール(※2)出身なので、
幼稚園から毎年、
大掛かりな仮装をしていました。

クラスメイトは大半が日本人やハーフだったけれど、
教員やクラスメイトの両親は
外国人ばかりだったので、
ハロウィンはとにかく学校全体が乗り気だった。
日本でいう、文化祭みたいな雰囲気だったのかな。
ハロウィンのための準備を
1ヶ月くらい前から始めて、
ちゃんと衣装を創ったり、
お店にオーダーしたりしてた。

そうして迎えたハロウィン当日。
早朝、学校の全生徒&教師が大ホールに集合、
仮装の見せ合いからまず一日が始まる。
幼稚園から高校まで一貫なので、
若い子たちから、
順にステージにあがっていき、
それぞれの仮装を楽しんでいく。
幼稚園の子達はとにかく何を着ても可愛い。
小学生くらいになってくると、
その時に流行っていたアニメのコスプレが多かったね。
俺の時はドラゴンボール(※3)が大半。


それが終わるとお昼に休憩が入って、
食事と共に、『ダック・アップル』。
水を入れた大きめのたらいにリンゴを浮かべ、
手を使わずに口でくわえてとるゲームだ。
今考えるとこのゲーム、
何が面白いのか全く分からないが、
この時は俺も小学生だったし、
楽しんでやってたよ。

そしてついに夕方になると、
それぞれの仮装と共に、
綺麗にくり抜かれた本物のカボチャを持って、
横浜の元町へと皆で繰り出し、
全く知らない外国人の民家のドアをガンガン叩き、
「トリック・オア・トリート!!(※4)」
といって沢山お菓子をもらってまわった。
お菓子をくれなかったら本当に悪戯してたよ。

実際にこれを実行したことがある日本人は、
案外少ないんじゃないだろうか??
幼い広末慧はとにかくお菓子をもらいまくった。


こうして小学6年生までは毎年
ハロウィン文化を思う存分に楽しんでいたが、
公立の中学校に転校したことで、
それが一切なくなった。
いざ無くなると、寂しかったよ。
当時は今ほど日本人に浸透してなかったんだよね。


現在、すっかり浸透したことで、
いたるところでハロウィンイベントや、
それにまつわるライヴが行われてるね。
先日のWING WORKS(※5)のライヴでも
全員で気合いの入った仮装をしたので、
皆にも楽しんでもらえたと思う。


なんだかとても懐かしい気持ちになって、
やっぱり小さい時から
ハロウィンが好きなんだな、
と思った一日でした。


巨人と仲良く撮った1枚と共に、今回はお別れ。



※1)毎年10月31日に行われるお祭。
秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的行事。
現在、本来もっていた宗教的な意味合いはほとんどない。

(※2)国際的な教育を行っている学校や、
所在する国や地域における外国人を対象にした教育を行っている学校。
広末慧は、ランドセルや給食等を経験したことがありません。

(※3)鳥山明氏による日本の漫画作品。
アニメ『ドラゴンボール改』主題歌
「Dragon Soul」の歌を担当する谷本貴義さんのライヴに、
俺がサポートギタリストとして参加中です。
広末慧はフリーザさま推しです。

(※4)『Trick or Treat(ご馳走をくれないと悪戯するよ)』。
物乞いをするとき、亡くなった
親類の霊魂の天国への道を助けるお祈りをすると約束する。

(※5)漫画『進撃の巨人』をこよなく愛する、
ヴォーカリストRYO:SUKEによるソロプロジェクト。
12月25日、2ndシングル『不死鳥-FENNIX-』リリース予定。