YUCHI【第1回】

(更新日:2013.11.26)
はじめまして、
広末慧くんからバトンタッチを頂いた、ベーシスト、YUCHI(ユチ)と申します。

慧くんとはWING WORKSで一緒にステージに立たせて頂いています。
RYO:SUKEくん率いる、このWING WORKSというアーティストの現場を通じて慧くんと知り合い、
今回のバトンタッチを頂いたので、本当に出会いには感謝ですね。



恐縮ではございますが、今回から13回、連載をさせて頂きます!
お時間赦しましたらお付きあい頂ければと思います。
宜しくどうぞ!




さて。
このコラムを書かせて頂くにあたって、何を綴っていこうか色々と考えました。
僕は個人的にブログもやっていて、日々の出来事はそっちに更新していっているので、
せっかくならここでは違ったことを書いてゆきたいなと。


色々と考えた結果、自分のバンド遍歴を書いてゆこうと思いました。

このコラムに共通する「バンドマン」というキーワードと「Vロック」という括りの中で、
まあちょうどいいテーマで書いてゆけそうかな…、と(笑)。
せっかく13回分もありますからね。


興味のある方もそうでない方も(笑)、よかったらお付きあい下さい!


前置きが長くなりましたが、僕は今年で30才になりました。
ちなみにバンドというものを始めたのは17才の時。
ざっと数えて13年間、音楽を続けてきたことになります。
そう考えるとそれなりですね。

この連載もちょうど13回あることですし、1年づつ振り返ってみようかと思います。



遡ること13年前、2000年-
当時、僕は高校生でした。

ベースを初めて手にしたのは13才の時だったのですが、
それからずっと組みたかったバンドもなかなか組めず、
高校の同級生とのらりくらりと中途半端なバンドごっこを続ける日々…。

父と二人暮らしをしていた僕は、学校に行くことも面白く感じられなくて、、
高校2年生ぐらいから徐々に学校をサボるように…(こらこら)。

自分には当時から「絶対にバンドで成功してやる」というなかなかビッグな野望があったので、
そのきっかけを掴む為にヤキモキしてたんだと思います。


そんな中、原宿にあるいわゆるステージ衣装屋さんに貼ってあったメンバー募集のチラシを見て、
「よし、一歩踏み出そう」と、そこに連絡することにしたのです。
当時は今ほどインターネットも普及していませんでしたし、
音楽雑誌、とりわけ楽器系の雑誌誌面での募集ページでもメンバー探しをしていたのですが、
それでもなかなかいい出会いが生まれない状況が続いていました。


そのチラシに書いてあった電話番号に恐る恐る連絡し、募集をかけていた人物と後日実際に会うことに。
相手は3つ歳上のボーカリストで、既にバンド経験のある人でした。
初めて会うときは半端じゃなく緊張したのを覚えています。

僕が以前から作り溜めていたデモテープを彼に聴かせて、無事に意気投合。 それが2000年の夏ぐらいの時でした。


その彼とは「シルエット」というバンドを組み(いま考えると恥ずかしいバンド名だなー笑)、
メンバーを探しながらビラ配りをしに行ったり、デモテープを配ったり、いわゆる「下積み」を経験しました。
僕は高校をドロップアウト。
いま考えるととんでもないことやらかしてますが、本当にこれが若気のいたりってやつだなと思います(苦笑)。


そのバンドで初ライブを行ったのはその年の11月のこと。
今はもうない六本木Y2Kというライブハウスに出してもらいました。

ギタリストが加入し3人体制になり、バンドとして初めてのライブを行いました。
その時はとてつもなく緊張しましたが、ビラ配りなどの地道な活動のお陰か、
40人程のお客さんは集まってくれたのを覚えています。

僕にとっては初めての東京でのライブ経験。
緊張したけどすっごく楽しくて、がむしゃらに演奏したのを覚えています。

ほぼこの時期に、のちのkannivalismのボーカリストの怜、そしてギタリストの圭とも知り合っています。
彼らは彼らでまた別のバンドでライブハウスシーンで活躍をしていました。

圭とは知り合いのバンドの打ち上げで知り合いました。
確かカラオケかどこかで。

彼は僕よりもひとつ年下で、当時、まだ15か16才だったと思います。
僕の周りには年上のバンドマンしかいなかったのと、
若いのに独特の雰囲気があって、頭の回転が早くて、ひときわ異彩を放っていたのを覚えています。

後日、圭のバンドのライブを観に行かせてもらい、怜と知り合いました。
その時は挨拶程度でしたが。
笑顔のかわいいハンサムだったな。
一緒にバンドを組むなんてその時は思ってもみませんでした。

いまheidi.で活躍しているドラマーの桐くんと知り合ったのもちょうどこの頃。
ノーメイクでも女の子にしか見えなかった(笑)。
そんな感じでみんな十代の頃から精力的に活動していました。



と、第一回からかなり長くなっちゃいましたが、お付き合い頂いてありがとうございます!
それではまた次回!